garbs(ガーブス)は19日、企業の新卒採用活動および中途採用活動における、ソーシャルメディアの活用実態に関する調査結果を公表した。調査期間は5月10日~31日で、新卒採用および中途採用を行っている企業187社から回答を得た。 まず「自社の採用と相性のよいソーシャルメディア」については、Facebookの利用企業が多いこともあり、Facebookが圧倒的な評価を得た。「利用度」ではFacebookに次いで2番目であったTwitterは、「相性の良さ」ではその支持を大きく下げている。一方で規模の大きい企業では、Youtubeが支持されていた。 また、応募者や面接予定者のソーシャルメディアアカウントをチェックした経験がある担当者は50.3%。実際にその結果不採用にした経験がある担当者も1割程度存在した。従業員規模50名以下の企業では、17.6%にまで上昇し、比較的規模の小さい企業で、この傾向が顕著であることが明らかとなった。 「アカウント運用に対する社内の協力の度合い」では、アカウントを運用している企業では、9割以上の企業が、「協力に積極的」もしくは「お願いすれば協力してくれる」と回答。採用のためのソーシャルメディア運営に対し、従業員が全般的に協力的なスタンスをとっていると言える。 同調査の結果は「ソーシャルリクルーティング白書2012」として公開されており、採用目的でのソーシャルメディア運用への不安、広告出稿の有無、予算取りの有無、2013年度新卒採用、今後1年間での中途採用の予定などについて結果が掲載されている。