カナダのResearch In Motion(RIM)のカリマ・バロ最高法務顧問が退任したことを複数の米メディアが報じている。RIMでは14年勤続したグローバルセールス部門のトップであるパトリック・スペンス氏の退社が報じられたばかり。たった1週間で2人の幹部が同社を去ることが明らかになった。 バロ氏は同社に12年間勤務しているが、以前から退任の意向を示していたとされる。退任の時期については、後任が決定したあともしばらく同社にとどまり、業務の引き継ぎなどを行うという。 RIMは独自のスマートフォンプラットフォームであるBlackBerryを採用するスマートフォンを販売している。一時は米国でiPhoneと人気を二分するほどユーザーの支持を得ていたが、やがてiPhoneに対して劣勢が明確となり、シェアを急拡大させたGoogleのAndroidにも多くのユーザーを奪われた。 現在は、今年1月に就任したトルステン・ハインズCEOのもとで経営の立て直しを目指しているが、最新の四半期決算ではついに赤地に転落するなど状況は厳しい。今後は4日に概要が発表された「BlackBerry 10」によるBlackBerry復権を目指すことになるが、「parade of resignations(辞任のパレード)」と揶揄されるほど多くの幹部、役員が同社を去っており、人材流出は極めて深刻だ。
Android搭載の新型BlackBerryが登場!新型キーボードで文字入力もスマート 2017年1月5日 TCL Communication Technology Holdings Ltd.(以下、TCL)は現…