東京電機大学は19日、富士通、ヴイエムウェアと共同で、東京千住、埼玉鳩山、千葉ニュータウンの3キャンパスに分散していた教育研究システムサーバ29台を、富士通のデータセンターを利用して7台に統合したことを公表した。 これにより、学習・研究用アプリケーションが利用可能な約1,000台の仮想デスクトップ環境を構築したとのこと。学生は自宅などのPCからクラウド上の仮想デスクトップへアクセスすることにより、これまではパソコン教室でしか使えなかった3D CADなど高度なアプリケーションを利用でき、いつでも、どこでも、学習・演習が可能になったという。 「VMware View(ヴイエムウェアビュー)」の画面転送プロトコルPCoIPを用いることで、遅延の少ない、快適な利用環境を実現。また、「VMware View」の仮想化プラットフォームである「VMware vSphere 5(ヴイエムウェア ヴイスフィア)」の3Dグラフィックアクセラレーション機能(GPUをCPUでエミュレート)により、グラフィックボードを不要とするハードウェア構成とした。 同校では2011年10月に、東京神田、埼玉鳩山、千葉ニュータウンの3キャンパスのICT基盤を、富士通のデータセンターに統合・刷新してプライベートクラウドを構築。2012年4月には、東京千住キャンパスを開設し、今回その施策を教育研究システムにも取り入れ、システム管理サーバをプライベートクラウド上に統合し、仮想デスクトップで全学の教育PC環境を構築した。それぞれのキャンパスのパソコン教室には、「ESPRIMO K522/D」と「FUTRO S900」を合計800台導入した。
【Interop Tokyo 2018】ネットワーク機器をクラウド管理!ディーリンクジャパンからIoT時代の新提案 2018年6月14日 ディーリンクジャパンは6月13日、幕張メッセで開催中の「Intero…