米Facebookは4月11日、大学生向けの新機能を追加したと発表した。卒業生でも参加可能だった従来の学校グループとは異なり、参加には在校生のみに与えられる学校のメールアドレスが必要となる。在校生のみが参加対象となるため、講義ノートの共有機能や、サークルのイベント情報の共有など、在校生にメリットとなる情報の共有場所を提供するという。 同社のエンジニアを務めるマイケル・ノバティ氏によると、大学全体としてのグループだけでなく、学部別や寮別にグループ化できることも特徴のひとつだという。在校生や各学部生を対象とすることで、学生のニーズを特定し、キャンパス内の情報や講義ノートなど、学生にとってもっともメリットとなることに視点を置いたことが注目される。 米ウィスコンシン州にある大学の例では、講義内容の確認を同級生に求める学生や、課題の回答共有を求める学生など、授業を共有する学生同士の会話が盛んなようだ。現在は英語で提供されている機能だが、米国内でも大学により提供状況は異なる。今後Facebookの新機能がどのように日本の大学生に影響するのか、目が離せない。