インターネットイニシアティブ(IIJ)と100%子会社であるIIJグローバルソリューションズは12日、中国国内におけるクラウドサービスの提供に向けて、中国電信(チャイナテレコム)と戦略提携することで基本合意したことを発表した。 IIJグループとチャイナテレコムは、2012年夏を目処に、IaaSを中心としたクラウドサービスを共同で開発、提供していく。具体的には、チャイナテレコムがデータセンターやネットワークなどのインフラを提供し、それを利用してIIJグループがサービス基盤の構築と運用を行う。なお日系企業への販売、導入支援は、IIJグローバルの上海現地法人である艾杰(上海)通信技術有限公司(IIJ Global Solutions China Inc.)が行う予定。 IIJはクラウドサービスの原型となるリソースオンデマンド型のサービスを2000年から提供しており、2009年からは「IIJ GIO(ジオ)サービス」としてIaaSからSaaSまであらゆるレイヤーでのクラウドサービスを展開している。さらに2011年度から、クラウドサービスを中心とした海外への事業展開を強化しており、アジアにおいては特に中国を最重要マーケットと捉え、中国国内でのサービス展開の準備を進めてきたという。 一方チャイナテレコムは、中国最大の通信キャリアとして幅広いネットワークを持っており、電話回線からインターネット接続、モバイルサービスまで多数のサービスを展開している。中国各地にデータセンターも複数展開している。
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