現在、通信事業者はLTE導入を進めし、無線資源の効率化、大容量化およびモバイルバックホールの強化を進めている。新シリーズ「AOR」は、LTEのスモールセル基地局を無線リンクにより効率良く構成するモバイルバックホールのネットワークに適した製品となっている。ラインアップは周波数60GHzに対応した「iPASOLINK SX」、周波数6~38GHzに対応した「iPASOLINK AX」、周波数70~80GHzに対応した「ePASOLINK」の3つとなる。「ePASOLINK」は、バックボーン回線などに用いられる光通信方式の国際規格「SDH」(Synchronous Digital Hierarchy)にも対応する。
さらにNECでは、スモールセル内の複数のAOR装置を収容する屋外設置型のL2/L3スイッチ「iPASOLINK GX」を製品化。本製品は、4ポートのPoE(Power Over Ethernet)給電機能も持ち、最大4台のAOR装置を収容することが可能。
《冨岡晶》