PX-5VおよびPX-7Vはそれぞれ昨年2月、9月に発表されたプロ向けモデル。両者の位置づけについては、「いずれも顔料インクを使用するが、高光沢タイプのインクを採用するPX-7Vはデフォルトの設定でも印象色に近い鮮やかな仕上がりが特徴であるのに対して、PX-5Vはレタッチを前提にした素材性重視の仕上がりで、モノクロ写真などにも向いている」と説明する。
一方のEP-4004は、2月に発表されたばかりの最新モデル。6色の染料インクを採用し、A3ノビ版の印刷が可能な単機能プリンターだ。説明員によれば、「いままでのA4インクジェットのユーザーが“もっとキレイに、もっと大きく”というニーズに応えるのがこのEP4004」と語る。
「複合機を含めて通常のコンシューマーモデルは年に1度のモデルチェンジを実施するが、写真プリントの品質を高めたこれらのモデルはある程度モデルライフが長く、長期間使っていただくモデル。顔料に比べて染料は色の定着性という面で劣るが、以前ほどその差は小さくなってきた。PXシリーズとEP-4004の登場でフォトグラファー向けの主要モデルが新世代機に切り替わったので、高画質時代のニーズを取り込んでいきたい」(説明員)。