ホンダは、産業技術総合研究所が主体となって東日本大震災で被災した気仙沼エリアで継続的な支援を行う「気仙沼~絆~プロジェクト」に参加する。プロジェクトは、地域コミュニティの形成が課題となっている仮設住宅の敷地内に、店舗や多目的ハウスを完備したトレーラーハウスを設置するなどして、地域内外の人々の交流や、つながりを支援するのが目的。1月28日にオープンする宮城県気仙沼市の五右衛門ケ原仮設住宅にトレーラーハウスを設置。ガスを燃料に電気と温水をつくる熱電併給システムのコアユニット「ガスエンジンコージェネレーションユニット」1台を提供する。また、仮設住宅に住む高齢者や脚力が低下した人の歩行をサポートするため、楽により速く遠くまで歩くことを可能にする「リズム歩行アシスト」2台、カーシェアリングサービス向けに『フィット・ハイブリッド』1台、『フィット(助手席回転シート車)』1台を提供する。ホンダでは今回取り組みで得られるデータを収集し、蓄積されたデータやノウハウは今後、企業が被災都市にスマートコミュニティ技術を導入する際に活用していく。