米オブジェット社(Objet Ltd.)は23日、 MITメディアラボの教授で、アーティスト兼建築家であるネリ・オクスマン氏が、同社の3Dプリンター「Objet Eden 260V」を使って、既存の製造技術では実現が難しいキューブ状の造形物を制作したことを発表した。
オクスマン氏は、熱力学と材料力学に基づく自然のプロセスをベースにしたアルゴリズムを使い、2つの液体が分離し合っているようなキューブ状の造形物をデザインした。キューブの片面にある「Making the Future」という文字も、液体が分離し合うアルゴリズムに基づいてデザインされているという。なおこの造形物は、MIT Materials Scienceの教授であるクレイグ・カーター氏と共同で制作したとのこと。