富士通は15日、業務プロセスを流れ図として自動作成し、業務改善につなげるための監視・分析ソフトウェアの最新版「Interstage Business Process Manager Analytics V12」の販売をグローバルで開始した。
「Interstage Business Process Manager Analytics V12」は、既存のシステムに手を入れずに、業務システムのログを用いて、業務の流れ図を自動作成する独自技術「ビジネスプロセスディスカバリー」を実装した製品。現場への実態調査なしに、業務プロセスをシステムのログやデータに基づき自動的に流れ図を作成でき、正確に見える化できるのが特徴。業務が複数のシステムにまたがり、システム間に人間が介在する場合でも、各業務システムのログやデータを関連づけて表現できる。流れ図では、ログに基づいて典型プロセス(=メインルート)と判断されたルートが太線で表示される他、各ルートの実行回数や平均処理時間が表示される。
「ビジネスプロセスディスカバリー」は、富士通のフィールド・イノベータならびに関連会社による業務改善のコンサルティングサービスや、欧州やFujitsu America Inc.による「Automated Process Discoveryサービス」でのツールとして利用され、グローバル70社以上の現場で実践されているという。
標準価格は(プロセッサライセンス)300万円より(税別)。2012年1月26日より出荷を開始する。動作OSは、Microsoft Windows Server 2008、Microsoft Windows Server 2003、Red Hat Enterprise Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 5。
《冨岡晶》