丸紅は13日、東芝と協調し、インドネシア/PT GEO DIPA ENERGI社向けに、パトハ地熱発電所1号機案件を受注したことを発表した。同プロジェクトは、インドネシア・ジャワ島西部バンドン郊外に、東芝製地熱蒸気タービン・発電機を含む、設備一式納入および建設工事を両社で一括して請け負い、総出力約55メガワットの発電所を建設する案件。運転開始は2014年の予定で、プロジェクト資金はインドネシア国営のバンクネガラインドネシアより貸付の予定となっている。丸紅は、今年6月に同国南スマトラ州で新たに地熱発電プロジェクトに参画するなど、積極的に地熱発電所開発を推進。一方、東芝は、北米、東南アジア、アイスランド等世界各国に52台、約2800メガワットの発電設備を納入するなど、地熱タービン発電機メーカーとして世界トップシェアを誇る。今回の案件は、丸紅のインドネシアでの豊富な発電所建設実績と、東芝の地熱蒸気タービン・発電機の機器性能、信頼性が高く評価され、受注に至った。
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