今回のCEATECで印象的なのが、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)に関連する展示が多い点だ。デバイスメーカーから大手の電機メーカーまで、数多くのメーカーが、何らかの形でEV/HV関連製品の展示を行っていた。 そのような中、KDDIのブース内にも、トヨタ プリウスのプラグインハイブリッド車(PHV)が、まだ発売前にもかかわらず、堂々と展示されていた。 PHVは、充電スタンドや家庭用電源からバッテリーに充電してモーターで走行し、バッテリーがなくなるとハイブリッド走行に切り替わるという、いわばEVとHVの“いいとこ取り”をしたクルマだ。 プリウスのPHV発売を来年1月に控え、トヨタはPHV充電スタンドである「G-Station」をトヨタのお店を中心に各所に設置していく予定だが、実はこのG-Stationに「au Wi-Fi SPOT」の基地局が搭載されており、クルマへの充電中も、auのスマートフォンでWi-Fi経由のネットアクセスが行える。 充電の待ち地時間に、地図や音楽コンテンツをダウンロードすることができるほか、充電状況を手元で確認することもできる。また、充電スタンドの空き情報や予約などもスマートフォンから行えるという。しかも、G-StationはFeliCa認証に対応しており、FeliCa搭載のスマートフォンで認証を行えば、誤課金なども防げる。 トヨタには、一部の高級車向けにオペレータサービスも可能なG-BOOKというカーナビゲーションシステムを搭載しているが、非搭載車向けに「smart G-BOOKアプリ」が提供されている。プリウスはG-BOOK非搭載なので、auのスマートフォンでsmart G-BOOKアプリを利用すれば、さらに快適なドライブが可能になるとのことだ。