国立情報学研究所は9月30日、電子書籍や紙の本など自由に組み合わせ“未来の読書"を体験することができる公開実験室「e読書ラボ」を正式オープンした。 本の街として知られる東京・神田神保町にオープンしたこの施設では、iPad 2やKindle、Sony Readerなど、電子書籍端末10機種を展示。これらを実際に手にとって300冊以上のコンテンツを読むことができるという。また施設内の書棚には、電子書籍の元となった紙の本も取り揃えられ、紙の本と電子書籍の違いも体感できる。 また大画面PCを使用した「試せるリファレンスサービス」コーナーを設置。電子辞書やCD-ROMとして早くから電子化されていたリファレンス系コンテンツや、複数の辞書や専門書籍をまとめて閲覧できるWebサービスを、無料で試用することができるという。 さらに同研究所の読書環境に関する研究成果を試用する「未来の読書を考える」コーナーを用意。オープン時には、電子書籍の本文中の気になる表現に、自動的に意味情報を付与する「自動脚注付与システム」の展示を行うという。 同研究所では、e読書ラボを「じっくり1冊の本と向き合って読書できる空間」と位置づけ、利用者と一緒に未来の読書環境はどうあるべきかを考えるためのオープンスペースに育てていきたいとしている。◆e読書ラボ所在地:東京都千代田区神田神保町1-7-7「本と街の案内所」内 ※東京メトロ神保町駅A7出口より徒歩3分開館時間:11:30〜18:00(日祝祭日休み)
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