NECネクサソリューションズは14日、中堅・中小企業向けのBCP(事業継続計画)推進サービスとして、セルフチェックを通して実際の対策が分かるWebサイトを公開した。 一般に中堅・中小企業は大企業に比べ、ノウハウの不足などからBCPの策定率が低い傾向にある。Webサイトでは簡単なセルフチェックにより、企業の状況に合わせた対策を示すことで中堅・中小企業のニーズに応える。 BCP対策は、「消費電力削減」「災害時の人的リソース不足」「停電」の3つの視点から、チャート形式で示される。同社は「事業継続への取り組みは優先順位が必要で、緊急・短期・中期にあわせて順次実施していくことが求められる」としており、同サイトを通してコストを考慮しながら順に対処することができるとしている。 同サイトにて提供されるツールは、災害時に停止したシステムが復旧にかかる時間を算出する「簡易BIA(事業影響度分析)シート」、従業員の安否を確認する「要員コンタクトリスト」、情報機器リソースの状況を把握するための「初期損害評価シート」、計画停電で想定されるITへの影響を把握するための「計画停電セルフチェックシート」の4つとなる。これらのツールは無料で提供される。