日本通信は4日、NTTドコモに対し、LTE網とのレイヤー2相互接続を正式に申し入れ、接続に向けた協議を開始したことを公表した。 2010年12月からNTTドコモはLTEサービス「Xi」(クロッシィ)の提供を開始している。日本通信では、LTE網とのレイヤー2相互接続を行うことで、3GとLTEの統合サービスを、MVNO(仮想移動通信事業者)としてユーザに提供する。さらに、LTEベースのクラウド・コンピューティング・サービスを準備しているメーカーや流通のMVNOを、MVNE(MVNO支援事業者)としてサポートする。 同社では、情報を本格的にクラウドでやりとりするのに、現在の3Gでは技術的に不十分としており、「LTE網を利用して初めて、クラウドコンピューティングは、真のプラットフォームになり得る」とのコメントを寄せている。