東京電力が30日午前9時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。●原子力発電所・6月29日午後2時45分、3号機使用済燃料プールに燃料プール冷却浄化系を用いた淡水の注入を開始。同日午後3時53分、注入を終了。・6月30日午前8時56分、3号機タービン建屋地下滞留水の集中廃棄物処理施設(プロセス建屋)への移送を開始。・6月29日午後2時49分、サイトバンカー建屋において、漏えいを示す警報が発生したため、同日午後2時53分、再度、水処理装置の運転を停止。その後、漏えい水の拭き取り、警報のリセットを実施し、同日午後6時45分、運転を再開。・6月29日午後6時54分、水処理装置のセシウム吸着装置と凝集沈殿装置の協調運転に不調が発生したため、運転を停止。調査の結果、設備に異常が無いことを確認し、同日午後9時15分、水処理装置の運転を再開。・6月29日午後5時40分頃、淡水化処理装置の処理水(濃縮塩水)受タンクの、閉止フランジ下部より漏えいを確認。止水処理を行うとともにフランジ下部に受け皿を設置済み。・6月30日9時、淡水化処理装置処理水受タンクの濃縮塩水の処理のため、淡水化装置を停止。・6月28日に採取した海底土(福島第一、第二原子力発電所沖合約3km地点で2箇所)について、核種分析を行った結果、セシウム134、セシウム137を検出。