ソフトバンクグループは、東日本大震災の発生に伴う電力不足を受け、同グループの全社員約2万人を対象にした、在宅勤務ソリューションの活用を、5月上旬より順次開始すると発表した。6月には導入が完了する予定。さらに空調設定温度の変更や照明器具の間引き、照度の変更などを加えることで、オフィス電力の30%削減を目指すという。 在宅勤務ソリューションは、ソフトバンクテレコムが提供するクラウド型仮想化デスクトップ環境サービス「ホワイトクラウドデスクトップサービス」を活用する。PCや携帯電話、スマートフォン、タブレットなどのデバイスから、オフィスPCと同じデスクトップ環境を使用することができる。 また基地局やネットワークセンターの消費電力削減対策に関しては、今後政府によるガイドラインが公表された後、通信サービスの安定的な提供と削減電力のバランスを見極めたうえで検討していく。