NTTドコモが3月31日に発売した8.9型のAndroidタブレット端末「Optimus Pad L-06C」。OSには、国内端末では初となるタブレット向けのAndroid 3.0を採用しているのが特徴。ここでは、画面構成や操作感など、実際に触れた印象を踏まえて紹介していく。■高速性を実現する「Android 3.0」と「NVIDIA Tegra 2」 同製品を語るうえでまず外せないのが、コードネーム「Honeycomb」と呼ばれる最新OS「Android 3.0」を採用している点。タブレット向けにカスタマイズされた新しいユーザーインターフェースは基本操作を画面タッチで行うように変更され、従来のスマートフォンにあったホームボタンやバックボタンを画面の左下などに表示。縦横表示が切り替わるとボタンの位置もそれにあわせて変わるため、つねに同じ感覚で操作できる点で操作性が向上している。 また画面右下には、従来では上端に配置されていたステータスバーと同様の内容を表示。タッチして詳細を開くことで「機内モード」や「画面の向きのロック」のON/OFFや画面の明るさ変更が行えるようになり、状況に応じたスムーズな設定変更が可能になっている。 ウィジェットや壁紙の追加は、画面をタッチし続けるか右上の十字キーをタッチすることで行えるが、この設定画面も従来のAndroid OSから大きく変わった。「Android 3.0」では上段に5つのホーム画面のサムネイルを表示し、下段には追加できるウィジェットや壁紙のサムネイルを表示。ビジュアル的にわかりやすくウィジェットが連続で追加できるなど、タブレットらしい大きな画面サイズをいかしたデザインと使いやすさになっている。 また、「音楽」や「YouTube」などのアプリでも「Android 3.0」用の表示画面を採用。8.9型の画面を活かしたビジュアル的なデザインが、スマートフォンとは一線を画しており、エンターテイメントをより深く楽しむことができそうだ。 もうひとつのポイントは、1GHzのデュアルコアプロセッサー「NVIDIA Tegra 2」を搭載する点。これにより処理性能は飛躍的に向上し、アプリの起動や画像描画のスピードがかなり速くなっている。 実際、HD動画をスムーズに再生することはもちろん、画像の多いwebページもPCと遜色ない速さで表示するなど、もたつき感はほぼ感じなかった。また、スマートフォンでは全体表示にどうしても手間取ってしまうGoogleマップでも、立体表示や回転を滑らかに表示。ビジュアルにこだわったコンテンツもストレスなく利用できると感じた。 後編では、3Dカメラやスピーカー、アプリの対応などをレポートする。
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