日本電気(NEC)は12日、米国ティー・イー・サブコムと共同で日本とアジア諸国を結ぶ総延長約8,900kmの大容量光海底ケーブルプロジェクト「SJC(Southeast Asia-Japan Cable)」をSJCコンソーシアムより受注したことを発表した。 「SJC」は、日本(千葉県千倉)、シンガポール、中国、香港、フィリピン、およびブルネイを接続するプロジェクト。アジア地域におけるデータトラフィックの増加に応じて、最大設計伝送容量の毎秒15テラビットまで拡張が可能なシステムとなる。すでに完成している日本と米国とを結ぶ太平洋横断ケーブル(約9,620Km)と千倉にて接続する予定で、これにより米国と東南アジアを結ぶ総延長18,520Kmの大型海底ケーブルシステムが誕生するという。SJCの完成は、2013年の予定で、将来はタイおよびインドネシアにも拡張される計画となっている。