楽天は6日、インターネットショッピングモール「楽天市場」において、被災者に対してユーザーが特定の物資を寄贈できる特設サイト「楽天たすけ愛」を開設した。 「楽天たすけ愛」は、ギフトサービスの「おくりもの市場」を活用したサイト。ユーザーが「楽天市場」に出店中の店舗から特定物資を購入すると、購入した物資が現地自治体に直接送られ、その後被災者などに寄贈されるという仕組みになっている。販売される物資は、自治体から楽天に対し具体的に要望されたもので、当該物資を扱っている協力店舗が特別価格で提供を行うとのこと。楽天および協力店舗が利益を得ることはないという。 第一弾として、現在福島県双葉町から埼玉県加須市に集団避難中で、8日に入学式・始業式を迎える126名の児童に贈るための、「文房具セット」の販売がスタートしている。セットの内容は、鉛筆、ノート、消しゴム、定規、筆箱、下敷き、色鉛筆、ぬりえノート、折り紙、はさみ、のり、鉛筆削り、通学バッグ、お道具箱など。価格は2500円(税込、現地への送料込)。楽天では、今後も自治体や被災地からの要望を受けて、販売物資を適時更新していく予定だ。購入された物資の届け先等については、後日、楽天のご当地情報サイト「まち楽」で報告される。