パナソニックは23日、東北地方太平洋沖地震の影響で停止していた同社グループの生産活動の再開を発表した。同日までに3ヵ所の生産拠点で再開している。 同日から生産活動を再開したのはパナソニック電工郡山工場(福島県)。さらに、AVC社山形工場(山形県)/宇都宮工場(栃木県)は22日、三洋電機東京製作所(群馬県)は14日からそれぞれ一部の生産活動をすでに再開している。 その他の当該地域の工場については、従業員の安全確保、東京電力/東北電力の計画停電や節電への協力を優先するとともに、電気・ガス・水道等のインフラ確保、物流・調達の状況を踏まえつつ操業再開への準備を進めている。 また、人的被害状況については18日現在、軽傷者が数名発生しているものの同社全従業員の生存を確認している。 なお、同社グループでは節電の取り組みとして、12日から全国の屋外広告灯を消灯しているが、これを再徹底するとともに、国内全事業場を対象に不急の照明設備を消灯しているという。