VICSを運営する道路交通情報通信システムセンターは、計画停電の実施に伴い情報を把握できない地域や時間帯では、実際には渋滞や通行止めがあっても表示されない場合があると注意を呼びかけている。VICSは、カーナビゲーションなどの車載機に、渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信するサービス。計画停電により、渋滞情報が正しく表示されない原因としては、信号機と同じく道路に設置された車両を感知するセンサーが動作していないとみられる。このため、車載機には把握できた情報のみが表示されるため、実際には渋滞や通行止めがあってもそれが表示されない場合がある。停電となっている地域では、信号機も止まるので渋滞が発生することが予想される。警察庁でも、停電している地域においては、自動車や原動機付自転車による移動は、できる限り控えるよう呼びかけている。