IDC Japanは10日、世界のスマートメーターに関する市場予測を発表した。その中で同社は、2010年~2015年の世界のスマートメーター市場における年間平均成長率は13.0%で、総出荷台数は4億6,090万台に達すると予測している。この市場予測は、エネルギー業界などの市場や技術開発にフォーカスした同社のコンサルティングサービス「IDC Energy Insight」によるもの。
2010年には政府の景気刺激策により、米国や欧州/中東/アフリカ(EMEA)におけるスマートメーターの普及が市場拡大の要因となってきたが、今後5年~10年間の市場の牽引役は、欧州や中国をはじめとするアジア/太平洋地域になるという。「IDC Energy Insight」のトラッカー製品プログラムマネージャー ライアン・リース氏は、「スマートメーターおよび通信事業者にとって、今が、成長が見込まれるこの市場に投資する絶好の機会になっている」とコメント。