Evernoteは2日、iPhone/iPod touch向けにクライアントを大幅にアップデートし、使い勝手を向上させた「Evernote 4 for iPhone」の提供を開始したことを発表した。
「Evernote 4」は、Evernote for iPhoneのあらゆる部分がデザインし直されたという。まず、新しいホームスクリーンに画面の閲覧機能とノートの作成機能が統合された。ノートリストはサマリービューで表示され、このビューは、最小のスペースで最大限の情報を提供する。ノートがテキストのみの場合、ノートのタイトルと、スペースに入る限りのテキストを表示し、ノートに画像のみが含まれる場合は、画像の一部を幅いっぱいに表示する。ノートにテキストとそれ以外の要素が混在している場合は、タイトル、テキスト、そしてサムネールが表示される。これにより、一覧性はかつてないほど向上し、たいていの場合はノートを完全に開かなくてもすむはずだという。
なお今回のアップデートの一環として、Evernote for iPadでも数多くの改善が進行中とのこと。新しいEvernote for iPhoneで採用されたアイデアやコンセプトの多くがEvernote for iPadの次期バージョンにも受け継がれる見込みだという。今後のリリースでは、さらに多くのリクエストされていた機能、たとえば、ノート共有、ノートブックスタック、そしてアプリケーション上でのスタイル付テキストと様々なメディアの編集機能などが含まれる予定とのこと。
《池本淳》