米デロイト トウシュ トーマツ(以下、デロイト)が発表したレポートによれば、2011年の企業によるタブレット端末利用台数は1,000万台となり、タブレット市場全体の25%を占める。同社は、タブレット端末の企業利用は、個人利用を上回るペースで成長し、2012年以降も続くという。 同社は2011年の終わりまでに、Fortune 500企業の70~80%が、何らかのタブレット端末を導入すると予測しているが、特にヘルスケア業界と小売業界で動きが顕著となり、これらの業界で約500万台の端末が利用されるとしている。 同社は、小売業界において、カタログやPOS端末装置として利用され、2011年に企業利用に関して最も大きな市場となると予測している。ヘルスケア市場においても約100万台の端末が今年末までに導入されるという。 同社はレポートの中で、企業による様々な要求に応えるため、端末の大きさやOSの種類も多様化していくだろうと述べている。