日本文学振興会が5日、第144回芥川賞・直木賞(平成22年度下半期)の候補作を発表。直木賞には貴志祐介「悪の教典」、芥川賞には小谷野敦「母子寮前」などがノミネートされた。 候補作は文藝春秋社のHPで公開。直木賞には犬飼六岐「蛻」、荻原浩「砂の王国」、木内昇「漂砂のうたう」、貴志祐介「悪の教典」、道尾秀介「月と蟹」の5作品、芥川賞には朝吹真理子「きことわ」、小谷野敦「母子寮前」、田中慎弥「第三紀層の魚」、西村賢太「苦役列車」、穂田川洋山「あぶらびれ」の5作品がノミネートされている。同サイトでは、候補作家のプロフィールも紹介している。 芥川賞は新聞・雑誌に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌、単行本で発表された短編および長編の大衆文芸作品が対象。第144回芥川賞・直木賞両賞は、1月17日に発表される。