凸版印刷は9日、タブレット端末やスマートフォン向けに、PDFやMicrosoft PowerPoint/Excelで制作した企画書やマニュアルなどのコンテンツを、低価格で手軽に作成・配信できるサービス「HandyBinder(ハンディバインダー)」を発表した。 12月中旬より本格的に販売を開始するとともに、「HandyBinder」向けに、紙文書のデジタル化サービス、コンテンツの制作サービス、文書管理システム、アンケート対応システムなども提供する。 「HandyBinder」は、インフォテリアが提供するスマートフォン向けコンテンツ作成・配信サービス「Handbook」をエンジンとして採用。コンテンツ作成者がPDFやMicrosoftのPowerPoint、Excelなどで作成した企画書やマニュアルなどを、「HandyBinder」のサイトにアップロードすると、タブレット端末やスマートフォンなどの高機能端末向けに自動変換され、営業スタッフや保守スタッフが持つ端末に配信できる。さらに「HandyBinder」のサイト上でコンテンツの編集を行うことも可能。公開対象範囲を社内や学内など特定ユーザーに限定することも可能で、営業支援コンテンツや、eラーニング、アンケートなどの活用例を同社では想定している。 価格は利用容量500MB/ユーザー数500IDで20,000円/月。追加容量500MBごとに、プラス20,000円/月。500ID以上利用の場合は別途費用が発生する。 なお「HandyBinder」の採用第一弾として(財)地球環境戦略研究機関で導入されたとのこと。同機関は、従来、地球温暖化対策の国際会議において使用している国際交渉用文書や交渉経過といった紙資料の一部を、「HandyBinder」によるiPad閲覧に置き換え、11月29日からメキシコ・カンクンにて開催されている「国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)」において、実験運用したとのこと。
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