NTTデータは26日、SAP Business All-in-Oneソリューションを利用した「INERPIA/イナーピア」SaaSサービスを開発したことを発表した。2011年2月からのサービス提供を開始する。
「INERPIA/イナーピア」のSaaSサービスは、基幹業務パッケージソフトウェア「SAP ERP」を中核とした、中堅・中小企業向統合ソリューション「SAP Business All-in-One」を、クラウド型サービスで提供するもの。クラウド型のサービスにより、利用企業にとっては、定額の月額費用と一部初期費用を支払うことによりERPが利用可能になる。中堅中小規模の企業の財務、調達、在庫管理、製造、ロジスティクスの各業務の運営を支援する機能のほか、多通貨対応機能をクラウドで先行して提供を開始し、順次テンプレート部分の多言語化、人事、企業サービスから顧客サービス、営業およびマーケティングまでの機能、IFRS対応機能、ビジネスインテリジェンス機能、一部の国の税制対応機能等を提供していく予定。
NTTデータでは、本サービスの企画にあたって、数百社からのヒアリングを行い、その結果を受けてERPの導入要望の高い中堅・中小企業のニーズに応えるサービスとして、「INERPIA/イナーピア」のSaaSサービスを開発した。サービスの提供にあたっては、NTTデータソルフィスの加工組立型製造業向けSAP Business All-in-Oneテンプレート、NTTデータの環境配慮型のデータセンターである「Green Data Center」、クラウド基盤としてNTTデータのクラウドサービス「BizXaaS」を利用する。