日本電気(NEC)は17日、同社が海洋研究開発機構に納入した「地球シミュレータ」が、「HPCチャレンジアワード」のGlobal FFT(高速フーリエ変換)指標において、11.876TFLOPS(テラフロップス)を達成し、世界第1位となったことを発表した。 「HPCチャレンジアワード」は、科学技術計算で多用される計算パターンから抽出した4つの重要な指標を対象としたもの。そのなかでGlobal FFTは、地球環境問題に関する計算の中核をなす気候シミュレーションや地震解析などの固体地球物理、また新素材の設計など、重要な応用分野において活用されるものとなっている。 「地球シミュレータ」は、ベクトル型並列計算システムである「地球シミュレータ」は、「SX-9/E」160ノードから構成され、最大理論性能131TFLOPSを有する。また現在、世界最高速の1CPUコア性能(102.4GFLOPS)を有するとされている。「地球シミュレータ」は、その高い実効性能を活かして、広範な分野に応用されており、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次報告書に向けたより正確な気候予測や地球温暖化の影響評価といった地球環境問題等に活用される予定。
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