日本ベリサインは29日、クラウドサービス向けに、SSLサーバ証明書の新しいライセンス体系を発表した。 今までは、あらかじめ利用企業側でピークトラフィックを予想し、それに応じたサーバ台数を準備するシステム形態が一般的であり、それにより、従来のSSLサーバ証明書のライセンス体系では「1サーバごとに1ライセンス」の概念が用いられていた。しかし、クラウドの環境下では、サーバリソースは状況に応じて増減させて利用されるため、ライセンスの計算が複雑となっている。 今回ベリサインでは、クラウド事業者向けに、各社のクラウドサービスに応じたライセンス体系を整備し、必要なライセンス数を明確化。クラウドサービス事業者は、従来のホスティングタイプより、リーズナブルな価格でSSLサーバ証明書の利用が可能になるとのこと。この新しいクラウドサービス向けライセンス体系は、インターネットイニシアティブ(IIJ GIO)、シーディーネットワークス・ジャパン(アクセラレーションサービス)、セキュアスカイ・テクノロジー(Scutum)、日立情報システムズ(SHIELDeXpress、BusinessStageなど)で採用される予定だ。
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