国内クラウドサービス市場は高い成長を続け、2009年~2014年の年間平均成長率37.5%、2014年の市場規模は2009年比4.9倍の1,534億円になるとIDCは予測している。IDC Japan ITサービスグループ リサーチマネージャの松本 聡氏は「クラウドサービスでは煩雑な手続きを必要とせず、ユーザーが簡単にサービスを利用する『セルフサービス』が特長の1つである。セルフサービスは事業者の販売管理費を削減するとともに、ユーザーの利便性を向上する。しかし、対面販売に慣れたユーザー企業が多く、セルフサービスはクラウドサービス利用の障壁ともなっている。事業者は、セルフサービスの利用を促す施策を強化する必要がある。また、同施策はサービスの優位性を訴求する良い機会である」とのコメントを寄せている。