フォーティネットは9日、Webアプリケーション ファイアウォールのFortiWebファミリーに属する2種類の新アプライアンス「FortiWeb-1000C」と「FortiWeb-3000C」を発表した。 「FortiWeb-1000C」は中大規模企業向け、「FortiWeb-3000C」はハイエンド エンタープライズ/アプリケーション サービス プロバイダ/クラウド サービス プロバイダ向けのUTM(UnifiedThreatManagement、統合脅威管理)のフラグシップ システム。WebアプリケーションやWebサービス インフラを標的にした攻撃から保護する統合WebアプリケーションおよびXMLファイアウォールとなる。FortiWebアプリケーション ファイアウォールによって、組織は脅威の状況を詳しく把握できるようになる。インテリジェントなアプリケーションのロードバランシング エンジンを駆使することで、トラフィックを分散させ、複数のWebサーバ上でコンテンツをルーティングすることが可能。 両アプライアンスは、新しい「FortiWeb 4.0 MR1」ファームウェアを搭載し、機密データを含むWebアプリケーションをPCI DSS(クレジットカード業界データセキュリティ標準)準拠で保護可能となっている。カリフォルニア州上院法案SB-1386にも準拠、また医療機関に向けては、HIPAAコンプライアンスの一環として患者データの堅牢な保護も実現した。 FortiWeb 4.0 MR1リリースは、クレジットカード情報の漏えいやアプリケーション情報の開示を防止、何らかの改ざんがなされていないか保護対象のアプリケーションを監視、保護対象のWebアプリケーションを自動的にスキャンおよび分析といった機能に対応する。何百種類にのぼるアラートのふるい分け、プロトコル制約の強化などにも対応する。
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