東京国際フォーラムにて開催された「Cloud Computing World 2010」の初日基調講演では、業界をリードするクラウドベンダーの担当者やエバンジェリストが集まりパネルディスカッションが行われた。そこでは各社が考えるユーザーメリット、プライベート・パブリッククラウドに対するアプローチ、ビジネスモデル、そしてキャズム越えに向けた今後の課題についての議論が展開された。
米Amazon Web Service Senier Web Services EvangelistのJeff Barr氏は、アマゾンにとってクラウドとはテクノロジーというよりビジネスモデルであると述べ、ECサイトのビジネスから始まったサービスプロバイダならではの視点を披露した。そしてクラウドの特徴は、スケーラブルでスピードアップ経営につながるだけでなく、ユーザーやプロバイダーにオープンなプラットフォームや新しい標準を提供するものでもあると述べた。