“餃子の王将”を展開する王将フードサービスは25日、同社における食の安全への取り組みを強化するための一策として、富士通の手のひら静脈認証技術を採用した入退室管理システム「SGシリーズ」を導入したことを発表した。 王将フードサービスは、大衆中華料理店「餃子の王将」による直営店舗、およびフランチャイズ加盟店への食材の販売により全国展開を行っている。同社の主力工場の1つである久御山工場(京都府久世郡)に採用、「SGシリーズ」を工場のエリアごとにきめ細かく12個所に設置し、工場への不審者の侵入を確実に防止するとともに、万が一の事故発生時の早期かつ正確な原因特定を行える仕組みを構築した。また、既存の画像監視システムとあわせて、工場の各エリアにおける入退室を厳格に管理する。王将フードサービスでは、今回のシステムを、九州工場(福岡市東区)をはじめとする他工場に展開する予定だ。 「SGシリーズ」は、富士通の手のひら静脈認証技術による最高水準のセキュリティを採用した入退室管理システム。扉ひとつの小規模システムからビル全体や複数拠点を一元管理する大規模システムの構築まで柔軟に対応する。手のひら静脈認証装置「SG-2100」に加えて非接触ICカードリーダ「SG-1000」の接続が可能であり、エリアごとにセキュリティレベルを分けたシステム構築が可能。