富士フイルムは17日、静止画はもちろんハイビジョン動画(24コマ/秒)でも3D撮影に対応した3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W3」を発表。9月4日から発売する。価格はオープンで、予想実売価格は48,000円前後。
同社では3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」を開発し、「FUJIFILM FinePix REAL 3D System」として2009年8月から発売したが、今回のW3はそれに続く3Dデジタルカメラの第2弾。W1と同様、2つのレンズと2つのCCD(2つの撮像システム)を搭載することで、被写体を異なる角度から同時に撮影した2枚の画像を取り込んで瞬時に3D映像に合成。自然で高画質な3D画像や動画を撮影できる。
外部機器との連携も広がり、3Dに対応したHDMI1.4を備えることで、同製品で撮影した3Dハイビジョン映像を3D対応ハイビジョンテレビで楽しめる。また、3D対応のPCやプロジェクター(対応ソフトをインストールしたPCが必要)で3D再生することもできる。加えて、高速赤外線通信(IrSimple/IrSS)に対応。W1と同時に発売された3Dビューワー「FinePix REAL 3D V1」のほか、高速赤外線通信対応テレビへ、撮影した3D静止画をワイヤレスで転送可能となっている。