同社はRFICを主力製品に展開する半導体サプライヤ。「Wireless Japan 2010」の会場で展示されていたのは、低消費電力を目的としDynastream Innovations社が開発したプロトコル“ANTプロトコル”スタックを内蔵した「nRF24AP2」だ。ピーク消費電流が最大17mA、平均消費電流14μAとなっている。
デモでは自転車のホイールとペダル近くに取り付けられた磁石によって車輪の回転数などスピードを読み取り、2.4GHzの“ANTプロトコル”でサイクルコンピュータなどに無線送信する。もし、チップが入ったドングルをiPhoneにつけていれば無線送信によってデータが表示可能だ。「ZigBeeやBluetoothは消費電力が大きいので、コイン電池などで動かす機器には向かない」とスタッフは強調する。同社では、この特徴を生かし同社の体重計や他の機器と連動させてログをとるソリューションを展示している。