「PCI DSS」(Payment Card Industry Data Security Standard)とは、クレジットカード会員の情報を保護し、不正利用やセキュリティ事故を防止する目的で、大手カードブランド会社5社(American Express、Discover、JCB、MasterCard、VISA)が共同で策定した、クレジットカードの情報および取引情報を保護するためのデータセキュリティ基準。PCI DSSは、2004年に策定され、米国では大規模な加盟店のほとんどが準拠するなど、定着化が進んでいる。日本でもカードブランドから、決済代行事業者や加盟店への準拠要請が強まっていた。