米クアルコムは、インド政府によるBWA(Broadband Wireless Access)オークションにて、デリー、ムンバイ、ハリャーナ、ケララの4地域の2.3GHzの周波数帯を10億ドルで落札した。同社は落札した周波数帯にてTD-LTE方式のサービスを提供する予定だという。 同社は「LTEはインドの2.3GHz帯のモバイルブロードバンドサービスにおける需要に最も適した技術であり、現行の3G HSPAやEV-DOからのシームレスな移行も可能だ」とコメントした。 また3GとLTE対応のマルチモードチップセットを提供するという。これによりインド国内外でのローミングが可能になるとしている。 同オークションは外資企業単独の参加は認められていないため、現地のパートナー企業との協業となるが、同社は近日中にパートナー企業を公表する予定だとしている。今後同社は現地のパートナー企業と共にジョイントベンチャーを立ち上げ、3Gネットワークに加え、LTEサービス提供のためのインフラも整えていく予定。同社は「現地の協業相手として、3G HSPAやEVDOのキャリアを1社、もしくは複数社見つけたい」とコメントしている。