従来からの耐障害性および管理性を重視した設計も継承されている。SGI Altix ICEシリーズは、CPUを2基搭載可能なブレードを専用ユニットに最大16台まで格納でき、42Uキャビネット1本あたり最大4ユニット搭載可能。各ユニットはInfiniBand高速インターコネクトが統合されたビルトイン設計となっており、ユニット内はケーブルを使用せずにブレードを増設可能だ。ユニット同士を接続するスイッチも内蔵されており、外部スイッチをいっさい必要としない。これにより、障害発生のポイントとなるコンポーネントを極力排除して、信頼性を向上させるとともに煩雑なケーブリング作業を簡素化できる。計算ブレードはディスクレス設計となっており、ディスクを独立して搭載することでOSや設定ファイルを集中管理し、大規模なクラスターシステムにおける管理作業をシンプル化することが可能だ。OSにはSUSE Linux Enterprise ServerまたはRed Hat Enterprise Linuxが選択可能。