富士通フォーラム2010の会場には、現在神戸市ポートアイランドに建設中の施設に収められる次世代スーパーコンピュータのプロトタイプが展示されていた(関連記事 動画を参照)。理化学研究所と共同で2012年完成を目指して開発を進めているものだが、施設は間もなく完成する。 次世代スーパーコンピュータはSPARC64 VIIIfx(8コア、128ギガフロップス)を採用。8万個以上のCPU間をインターコネクトで相互接続する。発熱源となるプロセッサなど主要部品の冷却には水冷方式が採用されている。目標としているのは10ペタフロップス(1秒間に10京回の浮動小数点演算。最新のパソコンの20万台以上の能力に相当するという。