「富士通フォーラム2010」では、電子カードホルダーを使った患者案内ソリューションのデモが行われる。 この電子カードホルダーにICカード製の診察券を挿し、電子カルテシステムと連動した受付を行うと、無線LANの範囲内であれば、どこにいても診察の待ち人数を参照したり、呼び出しを受けたりすることができる。 このシステムを導入することにより、混み合った待合室にいる必要がなくなるため、患者の精神的な負担を軽減することができるだけでなく、病院施設の混雑緩和も期待できるという。 通信には富士通独自の無線技術(IEEE 804.15.4準拠)を使った大規模無線通信システムを使い、1つのアクセスポイントで1分間に840台の電子カードホルダーと通信を行うことが可能。 このソリューションは病院だけではなく、銀行や遊園地などの待ち人数案内や、一般のオフィスでの従業員証の管理などにも応用できるという。