米調査会社のcomScore(コムスコア)は19日(現地時間)、3月の米国内でのウェブサイトのユニークユーザー数と、前月と比べた上昇率をサイト別、分野別にまとめた調査結果を発表した。 それによると、サイトの分野別での過去1ヵ月のユニークユーザー数の上昇率が最も高かったのは「自動車メーカー」のサイトで、前月から23%上がり、約3000万人となった。comScoreは、「自動車メーカー各社が第四四半期終盤に値下げなどを行ったため、より多くのユーザーが情報収集のためにメーカーのサイトを訪れたのではないか」としている。 メーカー別では、GMが前月から32%上昇し760万人でトップとなっており、続いてヒュンダイ・モーターズの540万人(222%上昇)、トヨタの510万人(3%上昇)、フォードの500万人(3%上昇)、シボレーの440万人(71%上昇)などとなっている。 また、政治系サイト全体のユニークユーザー数は前月から18%の上昇で2000万人となった。オバマ米大統領のサイトは前月から133%となり、150万人のユニークユーザーを集めている。comScoreは政治系サイト全体のユニークユーザー数が増えた要因として、3月に可決した医療保険改革の影響を挙げている。 そのほか、過去1カ月のユニークユーザーの上昇率の高いサイトは、「Unister GmbH」(118%)、「Kraft Foods」(94%)、「FunnyorDie」(78%)、「MLB.COM」(70%)などとなっている。