ソフトバンクBBは7日、企業向けスマートフォン・アプリケーションにおけるライセンス販売の流通網を整備し、同アプリケーション販売体制の強化を行うことを発表した。2010年5月を目処に実施する。 ソフトウェア開発会社には企業向けスマートフォン・アプリケーションにおけるライセンス販売の総合支援サービスを提供し、ユーザー企業にはスマートフォン・アプリケーションのライセンス管理サービスを提供する。優良なアプリケーションがそれぞれのプラットフォームにてユーザー企業の認知を受けずに埋没してしまうのを避けるのが狙い。 ソフトバンクBBではこれらの課題を解決するため、ソフトウェア開発会社を対象に、企業向けスマートフォン・アプリケーションのライセンス販売に向けて、コンサルティング、ライセンス管理、プロモーションといった総合的な支援サービスを提供する。ソフトウェア開発会社は、App Store、Androidマーケット、Windows Marketplace for Mobileそれぞれのアプリケーション流通プラットフォームを介してアプリケーションを提供した後、アプリケーションを利用する際に必要となるライセンスについて、ソフトバンクBBが全国5,400社の販売パートナー企業を通して販売活動を推進する。また企業向けスマートフォン・アプリケーションを導入するユーザー企業に対しては、ライセンス契約内容である購入時期 、購入部門 、数量など、ライセンス管理に必要な情報を提供する。 これにより、ユーザー企業は本サービスにて購入したアプリケーションの一元的なライセンス管理が可能となり、J-SOX法や内部統制などの観点からスマートフォンも含めた企業が使用するソフトウェアの使用管理におけるコンプライアンス向上が図れるという。