ソフトバンクテレコムは1日、国内で衣料品チェーン“ユニクロ”を展開するファーストリテイリングに約1,200台の「iPhone 3GS」(アップル社製)を納入したことを発表した。 ファーストリテイリングは“ユニクロ”“FOOTPARK”“g.u.”などの衣料ブランドをもつ持株会社。1日に、東京本部を六本木のミッドタウン・タワーに移転しており、それに合わせて大幅導入に踏み切った。会社のメールや予定表を、時間や場所にとらわれることなく利用できるようにし、業務を効率化し生産性を向上させることが目的。また、社員情報の検索用にオンラインの電話帳を提供し、アドレスなどのデータをiPhoneに残すことなく利用できるようにした。 そのほかにもソフトバンクテレコムは、新東京本部におけるWi-Fi環境の構築や国内拠点間をつなぐ固定ネットワーク、携帯−固定−内線電話をシームレスに利用可能なFMCサービス、TV会議システムなど、業務を効率化するためのコミュニケーション基盤を提供したとのこと。 ファーストリテイリングは「私ども、ファーストリテイリンググループが今後、飛躍的な成長をとげるためには、世界中のグループ全社が、あたかも1つの会社として機能するグローバルワンファームを実現させなければなりません。そのためには、世界中のどこにいても全社員が繋がっておりコミュニケーションできる環境が不可欠です。コミュニケーションツールのなかで、モバイルデバイスとしてはiPhoneがもっとも適していると評価しており、本部機能の移転を機に今回の導入に至りました」とのコメントを寄せている。