シマンテック コーポレーションは8日、業界初のオープンな情報漏えい防止(DLP)プラットフォームである「Symantec Data Loss Prevention 10」を発表した。
「Symantec Data Loss Prevention 10」(DLP 10)は、保存場所や使用場所に左右されずに機密データを検出、監視、保護する統合ソリューションで、エンドポイント、ネットワーク、ストレージシステムにわたる機密データを対象とする情報漏えい防止が可能となる。機密データの格納場所の検出、機密データの使用方法の監視、機密情報の保護、統合されたデータセキュリティポリシーの管理と実施といった機能が提供されており、DLP 10では日本語含めたマルチリンガル対応、日本特有のポリシー提供、DLPプラットフォームのオープン化や他セキュリティ製品との連携が強化された。
DLP 10では、コンテンツに基づいた暗号化とEnterprise Rights Management(ERM)の適用が可能になるほか、シマンテックの他ソリューションとも統合可能となっている。DLP 10の新しいFlexResponse機能を使用すると、セキュリティチームは機密データを含むファイルに対して暗号化やERMといったポリシーベースの保護を適用できる。従来は、DLPと他のITソリューションを統合するには、手動のプロセスが必要だった。さらにシマンテックでは、GigaTrust、Liquid Machines、Oracle、PGP Corporationなどの 他社ベンダーと提携することにより、統合された広範な修正オプションを顧客に提供する予定だ。