NetBackupの現行最新バージョンである6.5.4は、企業が追加のストレージを使用せずにディスクやテープから仮想マシン情報を直接リストアでき、Microsoft Hyper-VとVMware(vSphereも含む)の両方に対して、仮想マシンの単一ファイルリストアのもっとも効率的なプロセスを提供する。またNetBackupには、1つの仮想マシンイメージ内からあらゆるファイルをリストアする機能があり、企業はより少ないストレージとサーバサイクルで迅速にデータをリストアできる。またNetBackupはMicrosoft Windows Server 2008に対するサポートを拡張しており、「Certified for Windows 2008」の認証を取得。新しいWindows対応機能にはSharePointとActive Directory向けのGranular Recovery Technology(GRT、シマンテックの特許)が含まれており、単一パスのバックアップからのオブジェクトレベルのリカバリが可能となる。またシマンテックは自社のOpenStorage APIを通して、他社製のストレージアプライアンスのデータ重複排除機能を使用する企業にも対応する。NetBackup 6.5.4は、すでに提供開始されており、参考ライセンス価格は1サーバあたり60万円〜。NetBackup PureDiskの次バージョン(6.6)は2009年後半に出荷予定。
《冨岡晶》