子どもたちのインターネット利用について考える研究会(子どもネット研)は22日、「小中学生のお子さんを持つ保護者のためのインターネットセーフティガイド」を公開した。 子どもがインターネットを安全に利用するために、保護者が知っておくべきことをまとめた保護者向け教材となっており、小中学生の保護者向け(61ページ)、中高生の保護者向け(23ページ)がそれぞれ提供。各教材は、1時間半ほどの講習会を想定しているという。 アニメ効果があるPowerPointまたはFlashによるスライドショー、アニメ効果がないPDFファイルが用意されており、環境に応じて選択可能。さらに講師用補助資料として、利用方法や解説のポイントをまとめたPDFファイルも用意されているとのこと。各教材は汎用的な構成になっており、一部を流用したり、材料を追加したりなどのアレンジが可能。 子どもネット研は、学識経験者・学校関係者・保護者とで構成される専門家会議。Yahoo! JAPANとネットスターが2008年4月24日に共同で設立した。主に地域の現場で活躍する学校関係者・地方自治体担当者・NPO向けに、研究成果や活動内容を報告・提供している。第一期(2008年4〜12月)には、SNSなどの双方向利用型サイトの利用リスクに関する評価モデルを提案。第二期(2009年3〜12月)は、子どもたちがインターネット利用を始める際の段階的利用モデルの検討と、小中学生の保護者向け段階的利用教材の制作がテーマとなっており、今回公開されたガイド群はその成果となる。