今回の3社の協業では、オラクルの統合基幹業務パッケージ「Oracle E-Business Suite R12」と日本HPのITインフラ統合ソリューション「HP BladeSystem Matrix」を組み合わせて提案。さらにB-EN-Gが「Oracle E-Business Suite R12」をベースとした製造業向け短期導入テンプレート「b-MD(Business Enhancer for Manufacturing / Discrete)」を活用し、国際会計基準に向けた企業グループ全体の経営パフォーマンス管理の高度化を支援する統合基幹業務システムを構築する。「Oracle E-Business Suite R12」を、「HP BladeSystem Matrix」で稼働させるためのパフォーマンス・チューニング(性能向上のための技術調整)や技術検証を完了した最適構成で顧客に統合的に提供するという。
B-EN-Gの提供する「b-MD」は、「Oracle E-Business Suite R12」の財務会計とサプライチェーン管理機能を中心に、製造業のほぼ全ての基幹業務領域を統合した業務モデルおよびシステムアーキテクチャを実装したものとなる。特に国際会計基準対応に必要なマネジメントアプローチと複数帳簿や収益認識に関する機能を備えており、導入期間を従来の約30%短縮することができる見込みだ。また、日本HPが提供する「HP BladeSystem Matrix」は、同社のブレードサーバー「HP BladeSystem」に仮想化ソリューションを実装し、基幹業務システムの運用効率を高める自動化機能、管理機能が統合されている。