SSK(新社会システム総合研究所)は、2010年2月2日に「Android STB」と題したセミナーを開催する。開催日時:2010年2月2日(火)午後3時〜午後5時会場:SSK セミナールーム東京都港区西新橋2-1-1●重点講義内容<1>OESFの概要とAndroidプラットフォーム一般社団法人 Open Embedded Software Foundation(OESF)標準化主幹 STB WGコーディネーター山下 良蔵 (やました りょうぞう)氏【15:00〜16:00】 Google社のAndroidは、携帯電話向けに開発提供されましたが、広範な組込み機器のソフトウェアプラットフォームとして利用することが期待されています。しかし、携帯電話用途以外の仕様は定義されていないので、STBなどの応用分野ごとに統一したプラットフォームとして利用するための標準化が必要となります。 一般社団法人Open Embedded Software Foundation(OESF)は、Androidを携帯電話以外の組込み機器に使うために必要な標準化などの活動を行うために2009年2月に設立され、2009年12月現在、海外オフィスを3ヶ所(台北、上海、ソウル)に開設し、会員社数55社を数えるまでに成長しました。 本講では、OESFの活動状況と、プラットフォームとしてのAndroidの今後の展望について解説します。1.Android+iPhoneが創り出す世界 (1)iPhoneの3つのインパクト (2)Androidの5つのインパクト (3)Android携帯の普及 (4)Androidがめざす世界2.組込みソフトウェア業界とAndroid (1)組込みソフトウェア業界の課題 (2)Androidの有効性 (3)Androidが生み出すEco System3.(社)Open Embedded Software Foundation(OESF)について (1)ミッション (2)組織体制 (3)活動領域 (4)会員プロフィール4.OESFワーキンググループ活動について (1)ワーキンググループ活動紹介 5.OESF Embedded Masterについて (1)OESF Embedded Masterとは (2)OESF Embedded Masterの機能 (3)OESF Embedded Masterの位置づけ (4)OESF Embedded Masterのリリース計画6.Androidプラットフォームが拓くデジタルリビングの世界 (1)第4のスクリーン (2)デジタル家電ネットワークとAndroid7.OESFの今後の計画8.質疑応答/名刺交換<2>Androidで広がる組込み機器での可能性(株)KDDI研究所 開発センター アプリケーションプラットフォームグループ柳原 広昌(やなぎはら ひろあき)氏【16:10〜17:00】 ケータイ向けのオープンなプラットフォームとして2年数か月前に産声を上げたAndroidは、今やケータイのみならず、デジタル家電など組込み機器でも活躍が期待されています。そこで、Androidの組込み機器への応用について、そのメリットや可能性について俯瞰するとともに、実際に技術検証目的でプロトタイプ試作を行ったAndroid STBなどKDDI研究所での取組みをご紹介します。1.AndroidとAndroidを取巻く環境 (1)Androidについて (2)Androidを利用した端末の種類 (3)なぜAndroidなのか?2.日本のモバイルマーケットの発展 (1)日本のモバイルマーケットの発展状況 (2)コンテンツ/アプリの利用パターンの変化 (3)通信ネットワークの変化 (4)モバイルアクセスの進化 (5)通信事業を取巻く外部環境の変化3.Androidのポテンシャル (1)オープンシステムの利点 (2)オープン化する世界 (3)Androidのアプリ開発環境 (4)Androidのポテンシャル4.組込み機器へ展開されるAndroid (1)Androidの組込み機器への展開(OESF) (2)Androidによる情報のシームレスな移動 (3)Androidによる家電制御5.KDDI研究所の取組み (1)KDDI研究所におけるAndroid STBへの取組み (2)Android STBの主な特徴 (3)Androidアプリの動作 (4)IPTV機能 (5)Transfer Jetによるケータイ連携6.質疑応答/名刺交換 詳細はセミナー案内(http://www.rbbtoday.com/bch/seminar/2010-2-2-S10033.html)を参照。