ビクターは2日、SD/SDHCカード対応のデジタルビデオカメラ「GZ-MS210」、「GZ-MS230」の発売を開始した。価格はオープンで、予想実売価格はGZ-MS210が40,000円前後、GZ-MS230が45,000円前後。 GZ-MS210はSD/SDHCカードスロットを2基搭載し、内蔵フラッシュメモリはなし。GZ-MS230はSD/SDHCカードスロットを1基搭載し、8GBの内蔵フラッシュメモリを装備する。加えてGZ-MS230に暗所撮影に役立つLEDライトが搭載されているほかは、本体サイズ/重量含め、同じ仕様となっている。幅52×高さ62×奥行き115mm(バッテリ含む)、重さは約200gと非常にコンパクトなサイズだ。 両製品共通の特長として、光学39倍、ダイナミック45倍ズームを搭載。アクティブモード搭載の手ブレ補正により、同社従来製品に比べ手ブレ機能を強化している。また、感度の向上を図ったことにより、最低照度3ルクスでの撮影を可能とした。一方で、光の強い野外撮影時には液晶バックライトの照度を自動的に調節し、液晶ディスプレイを見やすくしてくれるという。 「ポートレートモード」、「スポーツモード」、「スノーモード」、「スポットライトモード」といった4つの撮影モードを用意。状況に応じて最適な設定を選択可能だ。両製品ともダブルメモリを装備した場合は、1枚目(もしくは内蔵フラッシュメモリ)がフル容量になった場合、もう1枚のカードへ自動的に連続記録が行なえる(ただし、数秒間撮影が途切れる)。また、付属のソフト「Everio MediaBrowser」を用いてYouTubeへの手軽なアップロードや、iTunesへの転送にも対応する。 おもな仕様は以下のとおり。●GZ-MS230/GZ-MS210・撮像素子総画素数:1/6 型CCD 80万画素・動画記録画素数/アスペクト比:720×480ピクセル/4:3・レンズ:コニカミノルタレンズ・F値:F1.8〜4.3・焦点距離:f=2.2〜85.8mm・液晶ディスプレイ:2.7型ワイド(16:9)・ズーム:光学39倍、ダイナミック45倍、デジタル800倍・外部対応メディア:SD/SDHCカード(最大32GB)・内蔵フラッシュメモリ:8GB(GZ-MS230のみ)・LEDライト:あり(GZ-MS230のみ)・ファイル保存形式:MPEG-2(動画)、JPEG(静止画)・インターフェース:USB 2.0/ AV出力